変な夫婦

実家に帰ると父も母も仕事が休みで家にいた。

父は変にプライドが高くて、かなり神経質で卑屈。マイナス思考全開。

母は変にプライドが高くて、かなりズボラで大雑把。プラス思考全開。

合うはずがない。

今まではほとんど一緒に暮らしていなかったから仮面夫婦というか、まぁ、続いていたけど、最近は溝をより深め合っている。

昨日もノブコがプリプリ湯気を出して怒っていた。

理由を聞くと本当に何気ないことで父が卑屈になり、ノブコが驚いて「あんなネチネチした人と一緒に暮らせるわけがない!」と散々私に文句を言ってきた。

言うだけ言うと「健康センターのマッサージ予約しちゃったから行かなきゃ!」と言ったと思ったら「お父さーんッ!ホラ!行くわよ!靴下の変えもって!」と叫んでる。

えぇ?!

健康センター一緒に行くんだ・・・。

変な夫婦。

残された私は祖母とコタツに入り「おばあちゃん、なんかあの人たち変な夫婦だね。喧嘩しながら健康センター行っちゃったよ」と説明。

祖母は「それが夫婦というものよッ!」と江戸っこ口調でまとめた。

言葉の重みが違うわぁ。

変でイイのかもしれない。夫婦って。

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いくらなんでも

ノブコは早く孫の顔が見たいらしい。

いつも会うたびにアピールされる。

仕方ないことなんだろうけどね。

散々、言われても、私があいまいな答えしかしていなかったので、ノブコ終いには・・・。

「あんた、子供の作り方しってるの??」

ノーブーコォーッ!!

目を見開いてしまった。

大丈夫だよ、一応、保健体育は「5」だったからさ・・・。

はぁ・・・。

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チームドラゴン

ノブコと電話で話していると・・・。

うどん屋のパートさんをチームに例えて、シフトに入っているみんなで協力して、いかに早く、効率よく、うどんを提供できるかを熱く語っている。

つまり「医龍」に影響されたノブコが、うどん屋でチームドラゴンを作りたいらしい。

うん、そう、いんじゃない・・・?

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親子のバトル(2)

取っ組み合いの喧嘩が日常茶飯事だった我が家。

ある日、抵抗したらノブコが吹っ飛んだ。

ついにこの日が来てしまったのだ。

あれほどにまで敵わないと思っていたノブコを力で超えてしまう日が。

一瞬、私もノブコも固まった。

そして悲しい顔をするノブコ。

あぁ・・・言い知れぬ罪悪感に襲われる私。

その日以来、本気でノブコを突き飛ばすようなことはしなくなった私だ。

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親子のバトル(1)

ノブコの怒り方は半端ない。

転がされて蹴り飛ばされたりもする。

でもそれでノブコを恨んだり、ずっと傷になるようなことはなかった。

最近のニュースでは親が子を、子を親を、せっかく絆を持って生まれてきたもの同士が殺しあったりしてしまう事件を当たり前のように日常的に耳にするようになってしまった。

とても悲しいことだと思う。

臭い話だがやっぱり愛情が欠けてしまっては、一番身近にいる家族にはヒビが入りやすいのかもしれない。

ぶつかってもぶつかっても、それ以上の愛情を注がれていたらやっぱり親を恨んだりなんて出来ないもの。

愛情って言ってもひとりよがりじゃなく、ちゃんと私のことを考えてくれている愛情をノブコにはいつも感じているから。

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動物王国の王様

我が家は動物王国だった。

最高に動物がいたときで犬が4匹、猫1匹。(全て雑種)

初めて飼った犬は貰った犬だが、それ以外はすべて拾った犬や猫だった。

しまいには我が家の前に、足の悪い犬が捨てられてたりもするのだ。

足の悪い犬を見捨てられるノブコではなかった・・・。

まるでムツゴロウ王国だ。

田舎のでっかい土地持ち農家ならいざ知らず、田舎ではあったが新興住宅地で、周りは夢いっぱいの新しいおうちにドラマのようなファミリーがたくさんいる中、我が家だけは異様だった。

沈黙の抵抗で、お隣は水を入れたペットボトルをたくさん置いていた。

そうですよね・・・っていう感じだ。

私だって新築した家の隣にムツゴロウ王国があったら嫌だ。

それなのによく、ご近所は黙って抗議もしてこないでいてくれた。

少しの騒音でご近所トラブルになるニュースを聞く昨今、ありがたいとは言え少し不思議なくらいだなぁと思うくらいである。

よく考えたら、脱走しては自由に走り回る犬たちを追いかけてハエ叩きを持って「コラァァァァァッー!!!」と追い回すノブコを見たら、怖くて誰も抗議が出来なかったのかもしれない。うん。

ご迷惑をかけた皆様、申し訳ない。

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パワフル☆ノブコ

ノブコを甘く見ちゃいけない。

外では優等生風の私が激しい反抗期を迎えていた高校受験前。

我が家は親子喧嘩も姉妹喧嘩も半端じゃなかった。

取っ組み合い。

平和な家庭で過ごしてきている友人に話をすると、目を見開いて驚くけれど、全て実話。

ゴロンゴロン転がりながら喧嘩をしていた。

ノブコに言わせれば、喧嘩をすれば際どいところが分かるようになるからいいのだと言う。

際どいところって・・・これ以上やったら死んでしまうとか・・・ね。

(普通の生活をしていれば、際どいラインの見極めが必要になる場面に遭遇することはない。断言できる。)

ただし、ひきづらない。次の日には「おはよう」を言うこと。そんな暗黙のルールがあったように思う。

そんな我が家で、私が生意気な態度を取っていたある日。

受験生なのにいつまでもダラダラTVを見ては、笑っていた私。

ノブコが「いい加減に部屋に行って勉強しなさい」と何度か忠告してきた。

私は得意の「はぁ?」を連発して、ノブコを無視。

ついにノブコがキレた。

素手でTVのアンテナを引っこ抜き、大型テレビを持ち上げて、投げ捨てた。無言で。

フローリングには、TVの重みで傷がついた。

絶句・・・。

完全に私の負けである。

ノブコを甘く見ちゃいけない。

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