ノブコの入院前夜

ノブコが下肢静脈瘤の手術を受けることとなった。

立ち仕事で働き続けていることもあり、ノブコの足はすでに内出血で激しい色素沈着が起こり、見る人を驚かせるような色になっている。

一度、硬化療法という治療をやっているのだが、再発し、さらに悪化した。

だいぶ前から私は病院に行くよう勧めていたが、忙しさと病院嫌いが手伝って、なかなか行動に移さないノブコ。

それ以前に本当に強い人だと思う。自分の身があんな状態になったら私だったらまず泣いて騒ぐだろう。痛いし、怖いし、働くことなんて放棄してしまう。でもノブコは違う。自分のことは後回しなのだ、いつだって。

ようやく行って手術をすることとなったのは一安心。

入院は3泊4日。

日帰りで出来るところもあるらしいが、入院と聞いて少し不安が募る。

なんだかんだ言って、私はマザコンなので、ノブコが入院とかなると不安で仕方ない。職場には迷惑をかけるが、なんのためらいもなく入院中は休みをもらって、毎日実家に通うことを決めた。

祖母の様子も心配だったというのもあるけど。

基本的に私は自分の家庭もあるので、車で1時間かけて自宅と実家を往復し通う方針だったが、入院の時間が朝早かったので、前日は自宅で旦那と夕飯を食べてから深夜に実家入りした。

・・・。

入院前日まで仕事をしていた様子の母。私が到着したのは0時前だというのに、まだうどん屋の帽子をかぶっていた・・・。

しかもドタバタドタバタ、入院準備を行っている。

なにもしていなかったのか・・・。

やれやれだよ・・・。

こんなにも動き回っているノブコがおとなしく入院生活が出来るのだろうか・・・。

でも入院は正解だろうな、野放しにしたらすぐに動き回るから、捕まえておいたほうが安全。

とにかく、無事に終わればいい・・・。

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財布紛失事件

先日、妹から「ノブコが財布をなくしてしょげている」とのタレ込みがあった。

聞くところによると、スーパーに財布を忘れてしまったらしい。

電話をしてみると確かにしょんぼりしている。

母:「お母さん、財布なくしても、いつもご縁があって見つかるんだけど、今回ばかりはダメだと思うの。スーパーに置いてきちゃったの覚えてるもの。」

かわいそうに。

私:「私も財布なくしたことあるから、その気持ちよく分かるよ・・・。」

一生懸命励ました。

翌朝。

ノブコからの電話。

母:「ちょっと!今トレーナー着ようと思って引き出し開けたら、財布が置いてあったの!」

・・・。

いい加減にしてくれ。

せっかく私の辛い思い出をエピソードにいろいろ励ましてやったのに。

まぁ、とにかくあってよかったよね。

スーパーに置いてきちゃった記憶ってのもなんだったんだろうね・・・。

さすがノブコ。

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ノブコ、パソコンを始める。

ノブコがパソコンを覚えたいといってきた。

私のお下がりパソコンをあげた。

そしてレッスンが始まる。

一生懸命なノブコ。

不自然な姿勢でマウスをいじる。

「ここでクイックね。」

ぶっ!クイック?!

面白いからそのままにしておいた。

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結婚の挨拶

私が結婚をするというので、彼が我が家に挨拶に来るということになった。

当日は鯛の尾頭付をさばいて刺身にしたり、てんやわんや。

しかし、店長なのでうどん屋にも出勤。

帰ってきてからの宴開始。

先に彼は到着して緊張したまま部屋で待たされていた。

すると外からノブコの絶叫が!!

「ちょっと降りてきて~」と私を呼ぶので、何事かと思ったら・・・。

仕事を終えて、シャワーを浴びたスッピンノブコが慌てていた。

化粧ポーチをね、お店に忘れてきちゃったの!!化粧道具貸して!!

えぇぇ?!どんな展開だよ・・・と思いながらも仕方ないので私のポーチを貸した。

準備が整ったようで、下りていくと・・・。

ぶっ。

いつもよりピンクピンクしたほっぺのノブコがいる。なんか若々しくチャーミングになっている。似合わない。なんのキャラクターだよ・・・。

本当におかしな人だよ、ノブコ。

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妹と私

私の車に妹を乗せて走っていると、ノブコから着信。

運転中だったので、妹に出てもらった。

わざと私を演じているらしい妹。

とくになにも言わないノブコ。

しばらくして妹が言った。

妹:「ちょっとぉー、お母さん、母親失格じゃない?!私お姉ちゃんじゃないからね!」

母:「あらやだ、わかってるわよー、わざわざそんこと言わなくていいと思ったから言わなかっただけじゃない。やだもー。」

私に代わってからもずっと言い訳してる、わかった・・・わかったよ、ノブコ。

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踊る大捜査○

実家に帰るとノブコネタがつきない。

昨日、実家に帰った。

夕飯を食べ、ノブコが新聞を広げ言った・・・。

母:「『踊る大捜査網』見たいわ♪」

・・・聞き間違いだろうか。

妹が言った。

妹:「お母さん、今、『踊る大捜査員』って言わなかった?」

母:「あらやだ!ちゃんと言ったわよ!『踊る大捜査網』って」

私:「残念ながら『踊る大捜査線』だから・・・。」

まったくだ。

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電車が苦手

ノブコとおばあちゃんと3人で久しぶりにお出かけ。

同じ沿線に住んでいるので、ノブコとおばあちゃんに12時20分の電車に乗ってと指示を出していた。

その後、その電車に私が合流する手はず。

が、25分頃電話が鳴った。

なんとなく予想はしていたけど「なんかね、電車が来ないみたいなのよね」と騒いでいる。

電車が来ないのではなくて、あなたが乗り遅れたのだ。

「25分じゃ、行っちゃったんでしょうよ!」と怒る私に対して「おかしいわねぇ、線路わき歩いてきたけど、電車とすれ違わなかったわよ~」と言い訳するノブコ。

私はだまされない。

「もし線路わき歩いていて電車とすれ違っていたとしても、その時点で乗り遅れてるよね?おかしいよね?」と攻め立てるも「えーそう?」とうやむやにしたがる。

もういいや・・・って気がして、次の電車に乗るように指示。

無事に合流。

おばあちゃんは何が起きてるかわからずにキョトンと座っていた。

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地上波デジタル

ノブコと電気屋に買い物に行った。

なんでも電話の調子が悪いらしい。

テレビコーナーで私が「そろそろテレビも買わないと、デジタル内蔵のヤツ」と言うと、それに食いついてきた。

「そうなのよ!なんなの?そのデジタルとかアナグロとかって全然わからないのよ」

なんだって??

「デジタルとかアナグロとか」

アナログです・・・。

私が指摘すると、あらやだ!と大笑いしていたけど・・・。

「お母さんいつも普通に言ってたのに、あんたみたいに注意してくれる人いないのよねぇ」と言っていた。

ノブコには厳しく指導をお願いしたい。

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そっち?!

私が通っていた高校はスクールバスで1時間ほどの場所にあった。

スクールバスは毎朝1本。

乗り遅れれば、休むしかない。

路線バスも使えなければ、電車も駅から非常に遠い辺鄙な場所にあった。

しかし、高速道路だけは便利な場所にあり、高速を使えば、まぁ間に合ったりもする。

ある日、バスに乗り遅れた。

ノブコが「いいよ、送ってくよ」と気前よく言ったかと思うと、高速道路のインターへ。

高校は下り方面、入ったのは上り方面。

えぇ?!

2分の1の確立で間違えてるよ!!

「お母さん!!なんでこっち?!」

「あーーーー!!間違えた!!これUターンできないの?!」

免許を持っていない私でもわかる、Uターンは出来ない。

遅刻したのは言うまでもない。

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鍵をなくして大騒ぎ

ノブコはよくモノをなくす。

模様替えが好きなくせに、きちんとモノが整理できないらしい。

ある時、散々車の鍵を探して、イライラして、私にまで当たってきた。

「あったんだもの!ないんだもの!どこ?どこ?」

しらねーっつーの。

時間に迫られて、仕方なくスペアで出かけるノブコ。

帰宅してから、ネタ公開。

「聞いてよ!鍵!どこにあったと思う?」から始まったそのネタ。

信号待ちで停車している時に、後ろにいた車の運転手が降りてきてノブコに近づき窓をコンコンしたらしい。

窓を開けると『トランクに鍵がささってますよ』と親切に教えてくれたとか。

・・・え?どういうこと?

荷物を開けるのにトランクを鍵で開け→トランクを閉め→鍵抜かずってこと。

鍵をプラプラさせて驀進していたんだねぇ。

後続車の人!ありがとう!

素晴らしく親切な人だ。

いい人たちに囲まれて生きているんだな、ノブコ!

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