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うちのおばあちゃん(7)

おばあちゃんのところに出かけたとき、いつもすることはマッサージや軽い運動、髪をとかしたり、保湿クリームを塗ったり。

それも週1回しかできない。でも、それが私の精一杯。

現在、リハビリは週2回行われているようだけど、体力が衰えているおばあちゃんに無理に運動させられないと言う判断から10分しか行えていないと言う。

うーん・・・。

病院から移ってきたことの、メリットデメリットで言えば一番のデメリット部分。病院であれば医師の管理の下、ほぼ毎日1時間程度のリハビリをしていた。平行棒を使って歩行が少しずつ出来るまでいっていたけど、ここにきて、めっきり運動量が減り、鉛のよろいを着たようにダルそうにしているおばあちゃん。仲良くなった病院の理学療法士さん(リハビリ担当)が「もう少し回復させてから退院させたかった」と言った言葉が今ではよく理解できる。

萎えた筋力では自分の頭すら支えられずに、首が右に傾き、背骨も曲がる。握力も落ち、あごの力もなくなってきて、旨くしゃべることすら難しそうだ。最近ではよく咳き込むようになった。嚥下機能(飲み込む力)が低下してきている証拠かもしれない。負のスパイラル。

日々の運動の大切さを身にしみて感じる。

ただ、施設スタッフさんもよくしてくれていることは十分わかっている。家族の変わりに日常を過ごしてくれている。本当に大変なことを全部ひきうけて仕事としてプロとして行ってくれている。ありがたい。

ほかの利用者さんが泣きながら帰りたいとか、息子を探しているとか、そういうことを聞くたびに、頷きながら無視しなければならない現実に胸が苦しくなる。

いつもいつも帰りの車で考える。

どうしたら穏やかな気持ちで過ごしてもらえるのだろう。

「考えることをやめにした、全部諦めている」といったおばあちゃんの言葉が突き刺さる。

少しでも私のパワーがおばあちゃんを穏やかに出来れば・・・そう思って足のマッサージを始める。車椅子に座り続けているおばあちゃんの足のむくみはひどい。靴下のラインがくっきりとついてしまっている。初めて見る妹はビックリ!

それでもマッサージを始めるとみるみるむくみが取れていった。

私の手があまりにも冷たいので、おばあちゃんは「冷た~いッ、もういいよ、大丈夫」というのだけど、妹に代わるとポカポカして気持ち良さそうだった。妹の手はとても温かい。

私:「ゴッドハンドだね、神の手だね。」

妹も一生懸命マッサージしてくれた、つるんとしたきれいな肌のおばあちゃん。

その後は手を上げたり、背筋を伸ばしたり、社交ダンスのように手をつないで引っ張り合ったり。

妹:「毎日出来るといいんだけど・・・。」

妹も毎日遠い通勤距離を通い、バリバリ仕事をして、たまの休みにこうして一緒に過ごしてくれているだけでも、ありがたいことだ。

私たちが出来ることは、おばあちゃんと一緒にいるこの時間をまず自分たちが楽しむこと。また来たい、そう思うことだと思う。

いつものように手を握ってパワーを入れる。

妹がおばあちゃんの手を握ったとき

私:「おばあちゃん、○○○(妹)のパワー吸い取っちゃえ!」

と言うと、大きく口を開けて、ガブリンチョ!と食べちゃいそうな顔をするおばあちゃん。

そんなお茶目でキュートなところがたまらない。

また会いたい、もっと話したいと思えるところだ。( ´艸`)プププ


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コメント

おばあちゃんかわいいね(*^.^*)
三人の光景が目に浮かんでほほえましいです。
自分にできることをしてあげたいなと思うよね。
でも私ももうちょっとおばあちゃんと接しないとなと思ったよ。

投稿: kayokayo | 2009年1月26日 (月) 18時57分

☆kayokayoさん☆
かわいいでしょ??うちのおばあちゃん(*´ェ`*)
無理が重なると行くのが面倒で辛いことに思えて、
そういうことは敏感に感じ取るから相手にもよくなくて。
自分が出来る範囲で、自分が楽しく!だと思うよ。
エイエイオーッ!あたし達♪

投稿: ぽん | 2009年1月26日 (月) 19時45分

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